教養ゼミの活動(裁判所傍聴)

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(写真: 最高裁判所提供)

法学部の堀井です。私のゼミでは毎年裁判傍聴を行っているのですが、今年も一年ゼミのメンバーを引き連れて、さいたま地裁に裁判傍聴に行ってきました。当日は裁判員裁判(刑事裁判)を行っていましたが、学生の感想は、「テレビドラマで見るように、検察側と被告人(弁護人)側とではもっと激しいやり取りがなされるかと思っていたが、意外と淡々となされていた」とする一方で、「もっと理詰めでクールな雰囲気なのかと思ったが、結構情に訴える場面もあった」といったように、実際の裁判はそれぞれ抱いていたイメージとはだいぶ異っていたようでした。また、「最初は被告人のほうが一方的に悪いと直感的に思っていたが、弁護人からの被害者(検察側証人)に対する質問・供述を聞いているうちに、被告人のみが一方的に悪いのか、疑問に思えてきた」り、「検察官が物証に基づいて被告人から供述を引出し、自らの主張を立証していく過程を見て、納得させられていく」につけ、物事は印象や表面的に見えていることだけで判断するのではなく、様々な角度・立場から検討することが重要であるということを、改めて感じたようです。

そして、「裁判は真偽を明らかにするのもさることながら、一番重要なのはきちんとした論(理)の筋道を立てて説得していくことであり、その過程を体験できてよかった」という感想もありました。これは何も裁判官や検察官、弁護士といった法曹関係に限らず、どんな職業であっても要求されるスキルであり、法学部で勉強することの意義は、まさに(法という道具を駆使して)相手を説得するスキルを習得するというところにあるといえましょう。
普段、学生たちは教室の中で法律についていろいろ勉強しているのですが、それが法廷という「現場」において、どのように現れ、あるいはどのように生かされているのかを学ぶいい機会になったのではないかと思います。

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