12月, 2010

2011年度 大学入試センター試験利用入学試験の出願について

新年1月5日より、2011年度(平成23年度)の大学入試センター試験利用入学試験の出願受付がはじまります。出願期間・試験科目および判定方法等は下記のとおりです。受験生の皆さんのチャレンジをお待ちしています。 

e383aae383bce38395e383ace38383e38388e8a1a83 <大学入試センター試験利用入学試験(前期)>

募集定員        40名
郵送出願         2011年1月5日(水)~1月14日(金)  (締切日消印有効)
合格発表         2011年2月14日(月)
入学手続切日 2011年2月23日(水)(締切日消印有効)

<大学入試センター試験利用入学試験(後期)>

募集定員           20名
郵送出願期間    2011年2月15日(火)~3月10日(木) (締切日消印有効)
合格発表         2011年3月17日(木)
入学手続締切日 2011年3月24日(木)(締切日消印有効) 

  

 <試験科目および判定方式(前期・後期共通)>
国語(近代以降の文章)
地歴・公民(世界史B,日本史B,地理B,現代社会,倫理,政治・経済から1科目)
数学(数学Ⅰ,数学A,数学Ⅱ,数学Bから1科目)
理科(物理Ⅰ,化学Ⅰ,生物Ⅰ,地学Ⅰから1科目)
外国語(英語<リスニングを除く>,ドイツ語,フランス語,中国語,韓国語から1科目)

上記科目のうち2教科の総合判定によります。
3教科以上受験した場合には、受験した科目のうちの高得点の2教科2科目を判定に使用します。
ただし、地歴・公民は高得点の1科目を使用します。

<大学入試センター試験利用型入学試験の特徴>
・大学入試センター試験の結果を判定に利用します。別途キャンパス等で立正大学独自の入学試験を受ける必要はなく、この点で遠方の受験生にも受験しやすくなっています。
・高得点の2教科2科目の判定を実施しますので、苦手科目のある受験生でもチャレンジできます。
・後期型試験は、2月からの出願ですので、自己採点後に出願することができます。

※詳細は立正大学入試センター(電話03-3492-6649)までお問い合わせください。

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アルピニスト野口健さん、環境問題についてゲスト講義

学生に語りかける野口健氏

学生に語りかける野口健氏

平成22年12月13日(月)、「実務演習Ⅲ(小島敏男客員教授)」と「環境法Ⅱ[国際環境法](永田高英准教授)」の特別合同授業において、アルピニストの野口健先生をゲスト講師としてお招きし、ご講義をしていただきました。

アルピニストとしての野口先生についてはあらためてここでご紹介するまでもありませんが、環境問題についても、エベレストの清掃登山、「野口健 環境学校」の開校、富士山の清掃のため行政や政治家、市民への働きかけなどの活動を精力的に行なっておられます。

講義では、高校1年の停学期間中に故・植村直己氏の『青春を山に賭けて』に感銘を受けて山の世界へ入った経緯や、遺骨収集活動(フィリピン、沖縄)、「日本人はエベレストを富士山のようにしたいのか?」と指摘されて「売られたケンカは買ってやろう」と始めたエベレストや富士山の清掃活動・運動の苦労ややりがい(多くのひとたちが反応してくれ、輪が広がっていく)などについて、お話しをしていただきました。

とりわけ、「生と死の境にいると、死を考え、生を考える」「NPO富士山クラブの案内で見た樹海の不法投棄(使用済みの注射器など、無法地帯)はまさにB面。ゴミから悪意を感じる。ゴミの不法投棄(使用済みの注射器など)には明確な『悪意』がある。警察や行政が許し(黙認し)ても、社会がそれを許してはならない」「ゴミを持って帰るのはドイツやデンマーク、ゴミを置いて帰るのは日中韓インドネシア。登山隊もある種の社会の縮図」「山頂に自動販売機や食堂が並んでいるのは富士山だけ。山小屋にフロがあるかどうかを電話で問い合わせてくる。これらは異様なこと。何か日本人と山・自然との接し方がズレている」「父の教えとして『世の中のA面だけでなくB面も見ろ』というものがあったが、いまの自分の活動はまさにその大切さを実感する」「環境問題は、『自然』ではなく実は『人間社会』そのものが相手であって、結局、どういう社会・国をみんなで作っていくかという問題。だから、環境運動にはいやがらせはあるが、夢がある。最近は登山の休憩中にゴミ袋をもって拾ってくれる方が増えた。そうでなくても、捨てづらくなっている状況がある」「環境問題の『環』には『輪』という意味がある。まさしく、環境問題とは『輪(わ)』であり『連係』である。自分はこのために活動を続ける」などのお言葉が印象的でした。

野口先生の講義に耳を傾ける学生達

野口先生の講義に耳を傾ける学生達

授業の最後に野口先生が発してくださった、「現場で世界・日本・社会を『見る』『知る』ことが大切。そうすれば、物事を立体的・多面的に見られるようになり、もっと知りたくなり、もっと勉強したくなり、かなり深められるはずだ。欧米の大学生たちは、休み期間を利用して、そうしたことをやっている」という学生へのメッセージは、”内向き志向”が指摘される昨今の若者事情の中で、ズシリと深い重みをもって受講生たちのこころに響いたことと思います。

野口先生はご経験に裏打ちされた、生きたボールを私たちに投げてくださいました。それをどう受け止め、日常の生活の中で実践していくかは、今度は私たち一人ひとりの課題です。野口先生、貴重なご講義をありがとうございました。

◎野口健先生のウェブサイト&ブログ&ツイッター
http://www.noguchi-ken.com/
http://blog.livedoor.jp/fuji8776/
http://twitter.com/kennoguchi0821
◎野口健先生の高著/野口健先生に関する本
・喜多由浩『野口健が聞いた英霊の声なき声――戦没者遺骨収集のいま』(産経新聞出版)
・野口健『確かに生きる』(集英社文庫)
・野口健『自然と国家と人間と』(日経プレミアシリーズ)
・野口健『富士山を汚すのは誰か――清掃登山と環境問題』(角川グループパブリッシング)
・野口健『あきらめないこと、それが冒険だ』(学習研究社)
・野口健『100万回のコンチクショー』(集英社)
・一志治夫『僕の名前は。――アルピニスト野口健の青春』(講談社)
・野口健『落ちこぼれてエベレスト』(集英社)
・野口健・白石康次郎『大冒険術――ぼくらはなぜ世界に挑むのか』(文芸春秋)
・綾野まさる『野口健―最高峰でつかんだ未来(小学生用図書)(旺文社)

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平成22年度 法学部・法制研究所公開シンポジウムが開催されました。

去る12月4日(土)熊谷キャンパスアカデミックキューブ101教室にて、法学部・法制研究所共催の公開シンポジウムが開催されました。
基調講演を行った島村氏(右)とコーディネーターを務めた小島氏

基調講演を行った島村氏(右)とコーディネーターを務めた小島氏

毎年、現代社会に関わる様々なテーマを一般市民の方と共に考えていこうというこのシンポジウム企画、今年で8回目を迎えます。今年度は本学客員教授、元文部科学副大臣の小島敏男氏をコーディネータに「次世代へのメッセージ」と題して教育問題を取り上げました。

まずは、メインスピーカーにお迎えした島村宣伸氏(元文部大臣、元農林水産大臣)による基調講演。「教育に新しい風を」というタイトルを冠し、国家行政の行政の中枢に携わった御経験を基に、各種の統計数値や、時に軽妙なユーモアを交えながら、次世代の教育に対して地域や社会が、負うべき責任を強調されました。
 
続いてパネルディスカッション。ジャーナリズムの観点から丸山晃氏(埼玉新聞社会長)、国際交流の立場から加藤ひとみ氏(財団法人埼玉県国際交流協会理事長)、教育界から紫藤晃男氏(元坂戸市教育委員会教育長)、社会貢献活動の視点から後藤素彦氏(社団法人日本青年会議所常任理事)と、各界のエキスパートがそれぞれの立場から問題提起をされ、最終的には教育の持つ可能性や、それに関わる者の責任についてフロアを巻き込んで熱心な意見が交わされました。 
パネリストの皆さん。左から丸山氏、加藤氏、紫藤氏、後藤氏

パネリストの皆さん。左から丸山氏、加藤氏、紫藤氏、後藤氏

 

会場となった大教室は、公開シンポジウムにふさわしく多くの一般市民、学生が大勢訪れ、中には小さなお子さんを連れて参加されるご家族の姿もありました。

 社会科学を扱う学部として、法学という小さな枠にとどまらず、社会に対して幅広い角度から問題提起を行っていこうというこの企画、今年も成功裏に幕を閉じました。ご協力をいただきましたスピーカー、市民の皆様方に心からお礼申し上げます。

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横浜高校野球部監督・渡辺元智氏ゲスト講義

平成22年12月3日(金)、「スポーツと科学」(小山啓太講師担当)のゲスト講師として、横浜高校硬式野球部監督の渡辺元智先生に登壇していただきました。

渡辺先生は1965年に母校・横浜高校野球部のコーチに、69年に同監督に就任されました。73年のセンバツで初出場初優勝したのを皮切りに、70年代から2000年代まですべての年代で全国制覇を成し遂げた唯一の指導者です(優勝5回、準優勝1回)。98年には松坂大輔投手を擁して、明治神宮大会、春・夏甲子園大会、国民体育大会のすべての全国大会優勝を含め、長い高校球史上唯一の年間公式戦無敗を記録しました。また、今日までの45年間の指導歴の中で、愛甲猛(ロッテ)、鈴木尚典(横浜)、多村仁(ソフトバンク)、松坂大輔(レッドソックス)、成瀬善久(ロッテ)、涌井秀章(西武)など52名のプロ野球選手を輩出された、高校球界を代表する名監督です。本学硬式野球部にも、黒葛原祥(2010年本学卒業、現・日立製作所)、橋本達也(2010年本学卒業)、越前一樹(法学部4年、NTT東日本内定)、落司雄紀(法学部3年)と甲子園でも活躍した有力選手を送ってくれています。

講義では、成功と挫折と克服をくりかえしてきた過去を率直にふりかえっていただきました。すなわち、①根性野球(日本一長く厳しい練習)を実践して20代でセンバツに優勝してふんぞり返ったが、その後パタッと勝てなくなり、想えばあれは選手のためではなく自分の欲望のためであって、指導理念なるものもなかった、②そこで野球を一から勉強しなおし、指導者として選手とコミュニケーションをとりながら選手の心をつかむ努力をし、愛甲猛投手を擁して夏に優勝したが、その後またふるわなくなった、③そこで今度はアメリカ野球を勉強するためアメリカへ渡り、同国のアマチュア野球史上最高の監督に教えを乞うたり、ハングリー精神をもった選手たちが個人練習で日本と比較にならないほど凄い(しかし楽しく)練習をしているのをみて刺激を受けるなどして、アメリカで学んだことを日本に持ち帰って勝てたが、しばらくするとまたまた勝てなくなった、④そうして小倉部長を抜擢し、二人三脚で横高野球の基盤を強固にし、さらに、異業種・異分野の方々とも積極的に会って、かれらから野球にも通じる多くのことを学びながら、野球というものを立体的・多面的に見たり、固定観念にとらわれないようになった、などです。要するに、一般のイメージとは異なって、名監督の渡辺先生でさえ、紆余曲折、試行錯誤、栄光と苦悩の連続の中で、常に現状を反省し、新しい戦略や目標を立て、必死に適応・実現してこられたわけです。

「嫌いなものにチャレンジすることが大事。何でも残さず食べることはもとより、嫌いな授業をきちんと受けることも野球につながる」「『野球だ、野球だ』と野球のことばかり考えさせたり、『ダメだ、ダメだ』とネガティヴな面ばかり指導したりしていたときは、結局うまくいかなかった」「時代の変化とともに、指導者も変わらなきゃいけない。選手とのコミュニケーションに必要なら、携帯メールも使う」「これからの指導者余生としては、本当にうれしいな、楽しいなという野球をやり、そういう思いをさせてあげたい」「『運[果報]は寝て待て』じゃなく、練って待つものだ」など、ご自身の経験に裏づけられた、確かな重みのあるメッセージを頂戴しました。また、松坂大輔選手、涌井秀章選手、俳優の上地雄輔さんなどの楽しいエピソードも紹介していただきました。

なお、この講義中、ずっと姿勢を正してまっすぐに渡辺先生の話に耳を傾けるひとりの硬式野球部員の姿がありました。横浜高校で3年間渡辺先生の指導を受けた、上掲の落司雄紀君です。質疑応答の際、かれがケガに苦しんできた現状と将来への不安を吐露すると、先生は「人間あきらめたら終わり。あきらめたらプロはおろか他の職業でも通用しない。あきらめないで最後までやってみることが大事。そうしたら、かならず他のことでもそれが生きてくるから」と、かつての教え子に厳しくも暖かいアドバイスを送られました。いまもかわらぬ師弟のシンクロには、胸が熱くなるものがありました。

 渡辺先生、心に響く確かなご講義をありがとうございました。そしてこれからも、横浜高校から多くのよい選手・学生が本学に来てくれることを楽しみに致しております。

左より落司雄紀(横浜)、渡辺元智先生、新主将の三國龍大(智辯学園)

左より落司雄紀(横浜)、渡辺元智先生、新主将の三國龍大(智辯学園)

◎横浜高校ウェブサイト
http://www.yokohama-jsh.ac.jp/senior/
◎渡辺元智先生の高著
・『もっと自分を好きになれ!―ドタン場の勝負を支える本当に強い心とは』(青春出版社)
・『若者との接し方――デキない子どもの育成力』(角川書店)
・『ひたむきに――松坂大輔”超一流”への道』(双葉社)
・『わが人生 いつも滑り込みセ-フ』(神奈川新聞社)
など多数

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