6月, 2010

オランダ便り①:W杯サッカーをめぐる日蘭文化事情

国際法研究のためオランダで在外研修中の永田先生から便りが届きました。

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トイレットペーパまでもがW杯モードです(笑)

低い土地(ネーデルラント)よりgoedemiddag(フーデミダッハ、こんにちは)! ライデン大学Universiteit Leidenで在外研修中の永田です。

岡田ジャパンの決勝トーナメント進出に日本中が沸いていることと思います。ここオランダもオレンジ(オランダの王室オラニエ[オレンジ]家のイメージ)一色に染まっています。

 

先日のW杯日蘭戦は大いに楽しみました。両国のガチンコ勝負をオランダで観る機会なんてそうそうあるものじゃないですから。試合の前後、多くの人に「おまえはどっちを応援する/したんだ?」ときかれましたが、私はきまってこう答えるようにしていました。「もちろんオレンジのユニフォームを着る/着たよ。その下にはブルーを着こむ/着こんだけどね(笑)」と。これでたいがいのオランダ人は笑って許して(?)くれます。 

観戦客でにぎわうライツェ広場

観戦客でにぎわうライツェ広場

オランダ人は何事につけ議論が大好きです。こちらのサッカー番組では、ゲストたちが延々と(まさに!)議論しています。そうやってさまざまな見方や観点をぶつけ合うこと自体が、とても大切なことだと考えられているようです。日本の番組のように人気の芸能人や女子アナが登場するなんてことはあり得ません。(余計なことやムダなこと、要するに本質外のことを極力排除したがるのも、オランダ人の特徴の1つです。)

ワインを片手に議論に熱が入るサッカー番組

ワインを片手に議論に熱が入るサッカー番組

試合の報道スタイルも日本とはずいぶん異なります。こちらでは、アナウンサー1人が試合の状況を落ち着いて描写していきます。日本のように過度に興奮することも、どちらかのチーム(たとえオランダ代表の試合でも)に肩入れすることもありません。視聴者が色眼鏡でではなく自分自身の眼で試合を観るうえで必要な客観的な情報を伝えることこそが、プロの実況担当者の役割だと自覚しているからだと思われます。

解説者による解説はハーフタイムと試合後にじっくり行なわれます。そしてそこでも、試合中の幾つかのシーンについてあくまで専門的・客観的にコメントをしていくのです。トルシエ監督の通訳だったフロラン・ダバディがかつて日本の解説者たちについて「知性がない」「解説者じゃなく応援団になっちゃっている」「居酒屋のおやじのよう」などと言及したことがありますが、ヨーロッパにいると、その感覚は共有できるかもしれません。

さて、日本代表についてですが、日本では「善戦」「惜敗」の文字が躍った日蘭戦後でさえ、こちらでは、守備は組織的でハードワークするチームだが、攻撃面でデンジェラスではない、という見方でした。あるオランダ人は「ミスが多く、退屈」とさえ評していました。日本の過熱ぶりとは裏腹に、まぁ客観的にはそんな受け止め方が妥当なところだったのでしょうね。(中田ヒデくらいだったのではないですか? 日本で同じような見方だったのは。) それが、デンマーク戦後に一変しました。日本代表の「実力」を認める論調が目立ってきたのです。

オランダは、トータルフットボールの概念・戦術をつくったように、攻撃的でクリエイティヴで美しいサッカーを求める国柄です。そのオランダ人たちが日本代表を「認めた」ことの意義は小さくないはずです。

オランダ人のサッカー美学の琴線にも触れられるようになった岡田ジャパン。まもなく始まるノックアウト・ステージ1回戦・パラグアイ戦では、結果もさることながら、オランダ人にならって”美しさ””危険な香り”という視点からも観てみようと思っています。

ちなみに、私が好きだった選手の1人、元オランダ代表FW、パトリック・クライファートはEuro Sportsという番組で「ふつうならパラグアイというべきだけど、ぼくは日本が勝つと思う」と言ってくれました! かれの予想は結構当たっていますよ~。

花までオレンジ色に!

花までオレンジ色に!

それでは、またお便りします。Dag(ダッハ、さようなら)!

法学部准教授
永 田 高 英

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AO・推薦入試ガイダンスが開催されます。

aoe585a5e8a9a6e6a188e58685来る6月13日(日)、立正大学では「スタート・オープンキャンパス」を開催します(大崎・熊谷両キャンパス)。

 これに合わせて法学部では、熊谷キャンパスにて「AO・推薦入試ガイダンス」を開催します。AO入試、推薦入試の概要や手続きはもちろん、入学後のカリキュラムなどを、わかりやすく説明します。AO入試や推薦入試の受験を考えている皆さんも、立正法学部が気になる皆さん、是非この機会に熊谷キャンパスに足を運んで下さい。

 なお、「AO・推薦ガイダンス」は熊谷キャンパスのみの開催ですが、大崎キャンパスでは、法学部相談コーナーを設けて、個別に法学部のカリキュラムやAO・推薦入試についての個別の御相談に応じます。熊谷キャンパスはちょっと遠い・・という皆さんは大崎キャンパスへ。

 なお、当日の詳細は立正大学入試センターのHPで確認できます。

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